こちらは、完了メールマガジンのバックナンバーです。




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       〜世界を平和にしない愛〜

                   2002.6.18     NO.1 愛の正体
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  この世は 世界を平和にしない愛 であふれています
  世界を平和にしない愛 はあなた自身を そして周囲の人を無意識で
  深く傷つけています 
  傷ついた心たちを癒すことのできる愛 だけが世界を平和へと導いて
  くれる愛です。

  深い安心感に包まれ 癒されていく愛を
  最後に感じとってください



★ 発行者の自己紹介
始めまして、僕はこのメルマガの発行者、徳永真亜基です。
このメルマガは、僕が書いた『アラスカの風に乗せて』という物語の中の主人
公が、たどり着いた思想を元にして作成します。
それは、ある女性に「自分探し」をテーマとした手紙を送り続けるという構成
で書き始めたのですが、書き進めていくうちに、彼は作者である僕の手を離れ
て、予想もしていなかった場所に導いてくれました。
僕は、その体験をあなたにもしていただきたいと思い、このメルマガを発行す
ることに決めました。




★★★ 愛の正体 ★★★

愛という言葉を聞いて皆さんがイメージされるものは何でしょうか?
優しさ、清らかさ、笑顔、ハートマーク‥‥。
いい感じのもの‥‥、癒されそうな感じ‥‥、優しい気持ちになれそう‥‥、
タンポポの綿毛のようにふんわりしたもの‥‥、暖かく包んでくれそう‥‥、
みんなの心が一つになれそう‥‥、世界を救ってくれそう‥‥。

何だか、愛という言葉は万能薬のようなもので、それさえ付け加えておけば何
事も丸く収まるもののようです。「愛は地球を救う」と言えば、それだけで何
かを救ったような気になってしまうから不思議です。(笑)
それとも「愛」という言葉を聞くと反吐が出そうになる人もいるかも!?

でも、この愛に翻弄されて、あるいは、この美しいイメージに縛られ、僕たち
は無意識で自分自身を深く傷つけ、周囲の人間を傷つけ、世界から平和を遠ざ
けています。

まず最初に、「愛」の正体は何? という問いを投げかけたいと思います。
結論から言います。
僕は「愛」の正体は、「差別」ではないかと思います。
ゾウアザラシという動物がいます。
以前テレビで見たのですが、この動物は、たくさんの群れの中で生活している
にもかかわらず、母親は自分の子供をちゃんと見分けられる(嗅ぎ分けるだっ
たかもしれませんが)のだそうです。
それで我が子に愛を注いで子育てをすることができます。
もし自分の子供以外の子供が側にきても、知らん振りなので、場合によっては
彼女の重い体重で踏み潰してしまうこともあるそうです。
この時、母親が自分の子供を見分けられなかったら、大切な我が子であっても
踏み潰してしまうことになりかねません。そうしたら、とっくにゾウアザラシ
は絶滅していたでしょう。
僕は動物本来に備わっている、この「差別化する能力」こそ、愛の本質ではな
いかと考えています。
差別という言葉からイメージされるものは、愛とは全く逆のものでしょう。
でも本来、「愛」とは「差別」と親類関係の言葉だったのです。

今、世界のいたるところで平和が叫ばれていますよね。
でも、平和にはなりません。
何故でしょうか?
それは、平和にするためには「愛」が必要だと考えているからです。
でも、愛とは平和のために必要なものではなく、むしろ戦争を引き起こしかね
ないものです。
何故なら、愛を守り、愛を貫き通すために、場合によっては「他者」に攻撃を
しかけなければならないからです。
雄々しく戦う必要が起きてくることもあります。
時には凶暴な獣と化すこともあります。

それは、愛の本質が「差別」であり、「自と他との差別化」をした上で生まれ
てくる感情であるということの証明でもあると思います。
そして、いくら僕たち人間には理性があると言っても、この「自と他との差別
化」は、自分の中から排除することはできません。差別とは生きることの本質
でもあるからです。もし差別ができなければ、人間は何事にも優柔不断で、永
遠に迷い続けなければならないからです。

来週のテーマは、「愛の一般的な定義」です。
(つづく)





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